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喪中の神社の初詣|どこまでの親族でいつまで控える?

「喪中に神社の初詣をして良いんですか?」

このようなご質問をよくいただきます。

喪中に初詣はダメって聞くよ?

結論からお伝えすると、忌中ではなく喪中であれば初詣されても問題はないです。

「忌中」と「喪中」は大きく違います

また忌中や喪中の期間はお亡くなりになられた方との関係によって異なるので、初詣を控えるべき期間も変わってきます。

喪中の神社の初詣について、どこまでの親族でいつまで控えるべきなのか、入見神社の一等無人航空機操縦士の神主がわかりやすくお伝えしていきます。

喪中に神社の初詣はしていい?

喪中に神社の初詣はしていい?

喪中に神社に初詣しても問題はありません。

例年通り、初詣しましょう

しかし、忌中なら話は別です!

忌中の期間は神社参拝や結婚式などのお祝い事を控えます。

そして忌中の期間は、お亡くなりになられた方との関係性で日数が変わるので注意が必要です。

親等数で日数が変わるのよね、難しい…

稀に忌中でも鳥居をくぐらなければ初詣しても問題ないと思われている方がいらっしゃいますが、その解釈は間違っています。

忌中は亡くなった方への感謝や祈りに専念する期間です

忌中は故人を偲ぶ期間でもございますので、初詣や神社の参拝はやめましょう。

神社のお参りの服装はこちらでお話してます。

喪中の神社の初詣はどこまでの親族でいつまで控える?

喪中の神社の初詣はどこまでの親族でいつまで控える?

「忌中」や「喪中」は、お亡くなりになられた方との関係性で変わってきます。

忌中の期間でしたら初詣は避けて、喪中の期間になってから初詣をされてください。

※ご紹介する日数は一般的な日数です。地域によって変わる場合がございますので、その場合は地域の慣例を優先されてください。

配偶者

配偶者

まずは配偶者の場合です。

夫なのか妻なのかで忌中の日数は変わります。

夫が亡くなった場合の忌中と喪中

・忌中:お亡くなりになられてから30日間

・喪中:お亡くなりになられてから13ヶ月

妻が亡くなった場合の忌中と喪中

・忌中:お亡くなりになられてから20日間

・喪中:お亡くなりになられてから90日間

配偶者の忌中は夫の場合は30日間、妻の場合は20日間です。

そのため夫の場合は30日以上、妻の場合は20日以上を経過していたら神社に初詣されても大丈夫です。

両親や配偶者の両親

両親や配偶者の両親

ご両親や配偶者の両親の場合です。

ご自身のご両親なのか配偶者のご両親なのかで忌中の期間がかわります。

両親が亡くなった場合の忌中と喪中

・忌中:お亡くなりになられてから50日間

・喪中:お亡くなりになられてから13ヶ月

配偶者の両親が亡くなった場合の忌中と喪中

・忌中:お亡くなりになられてから30日間

・喪中:お亡くなりになられてから150日

ご両親がお亡くなりになられた場合は50日間、配偶者のご両親がお亡くなりになられた場合は30日間が忌中の期間です。

そのためご両親の場合は50日以上、配偶者のご両親の場合は30日以上を経過していたら神社に初詣されても大丈夫です。

子ども

子ども

つぎに子どもの場合です。

子どもが亡くなった場合の忌中と喪中

・忌中:お亡くなりになられてから20日間

・喪中:お亡くなりになられてから90日間

お子さまが亡くなられてから20日間が忌中の期間です。

そのためお子さんの場合は20日以上を経過していたら神社に初詣されても大丈夫です。

兄弟姉妹や配偶者の兄弟姉妹

兄弟姉妹や配偶者の兄弟姉妹

つづいて兄弟姉妹や配偶者の兄弟姉妹の場合です。

ご自身の兄弟姉妹なのか配偶者の兄弟姉妹なのかで忌中の期間がかわります。

兄弟姉妹が亡くなった場合の忌中と喪中

・忌中:お亡くなりになられてから20日間

・喪中:お亡くなりになられてから90日間

配偶者の兄弟姉妹が亡くなった場合の忌中と喪中

・忌中:お亡くなりになられてから10日間

・喪中:お亡くなりになられてから30日間

ご自身の兄弟姉妹がお亡くなりになられた場合は20日間、配偶者の兄弟姉妹がお亡くなりになられた場合は10日間が忌中の期間です。

そのためご兄弟の場合は20日以上、配偶者のご兄弟の場合は10日以上を経過していたら神社に初詣されても大丈夫です。

神社の社号の違いや神社のランクはこちらでお話してます。

祖父母や配偶者の祖父母

ご自身の祖父母や配偶者の祖父母の場合です。

ご自身の祖父母なのか配偶者の祖父母なのかで忌中の期間がかわります。

祖父母が亡くなった場合の忌中と喪中

・忌中:お亡くなりになられてから30日間

・喪中:お亡くなりになられてから150日間

配偶者の祖父母が亡くなった場合の忌中と喪中

・忌中:お亡くなりになられてから20日間

・喪中:お亡くなりになられてから90日間

ご自身の祖父母がお亡くなりになられた場合は30日間、配偶者の祖父母がお亡くなりになられた場合は20日間が忌中の期間です。

そのため祖父母の場合は30日以上、配偶者の祖父母の場合は20日以上を経過していたら神社に初詣されても大丈夫です。

神社での願い事の言い方はこちらで詳しくお話してます。

孫

つぎにの場合です。

孫が亡くなった場合の忌中と喪中

・忌中:お亡くなりになられてから10日間

・喪中:お亡くなりになられてから30日間

お孫さんがお亡くなりになられた場合は10日間が忌中ですので、10日以上を経過していたら神社に初詣されても大丈夫です。

神社の行きと帰りの一連の参拝方法はこちらでお伝えしています。

叔父叔母や配偶者の叔父叔母

叔父叔母や配偶者の叔父叔母

つづいてご自身の叔父叔母や配偶者の叔父叔母の場合です。

ご自身の叔父叔母なのか配偶者の叔父叔母なのかで忌中の期間がかわります。

叔父叔母が亡くなった場合の忌中と喪中

・忌中:お亡くなりになられてから20日間

・喪中:お亡くなりになられてから90日間

配偶者の叔父叔母が亡くなった場合の忌中と喪中

・忌中:お亡くなりになられてから10日間

・喪中:お亡くなりになられてから30日間

ご自身の叔父叔母がお亡くなりになられた場合は20日間、配偶者の叔父叔母がお亡くなりになられた場合は10日間が忌中の期間です。

そのため叔父叔母の場合は20日以上、配偶者の叔父叔母の場合は10日以上を経過していたら神社に初詣されても大丈夫です。

初詣の期間はこちらでお話してます。

迷ったらときの目安

喪中の神社の初詣についてお伝えしました。

喪中であれば初詣しても問題はありませんが、忌中の初詣はお控えください。

また、忌中の期間はお亡くなりになられた方との関係性で変わりますので注意が必要です。

日数の違いを覚えられません…

もし覚えられない場合は「忌中:50日間「喪中:1年間」を目安にされてください。

この期間を目安にされていれば大丈夫です。

ただ初詣が近かったり、神社のお祭りに参加しないといけなかったり、結婚式などのお祝いごとがある場合は、忌中の期間をしっかりと確認されるのをおすすめします。

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