神社の鈴の作法|参拝時に鳴らす順番や鳴らし方
鈴のある神社に参拝したとき、鈴を鳴らす順番に悩む人は多いです。
お賽銭を入れてから鈴を鳴らすのか?
それとも鈴を鳴らしてからお賽銭を入れるのか?
はたまた拝礼が終わってから鈴を鳴らすのか?
はい、悩んでます…
本記事では神社の鈴の作法について、参拝時に鳴らす順番や鳴らし方などを入見神社の一等無人航空機操縦士の神主がわかりやすくお伝えします。
ぜひ、ご参考にされてください。
目次
神社の鈴の意味
神社の鈴の大きな役割は音色です。
鈴の音色で参拝者を祓い清める意味があります。
心も清らかになりますよね
また、鈴の音色で神様の御霊(みたま)をお呼びしているとも考えられています。
神社の鈴の意味
・祓い清める
・神様の御霊(みたま)をお呼びする
神社の鈴の意味を想像しながら、鈴を鳴らしましょう。
お賽銭の作法はこちらでお話しています。
神社の鈴の作法
つづいて神社の鈴の作法です。
これらをお話していきます。
参拝時に鈴を鳴らす順番
参拝時に鈴を鳴らす順番です。
鈴を鳴らす順番
一、お賽銭箱の前で会釈
二、お賽銭を入れる
三、鈴を鳴らす(※鈴がなければ省略)
四、拝礼
お賽銭を入れた後に鈴を鳴らします。
お賽銭の前に鈴を鳴らすって聞いたことあるけど?
神社の鈴には「祓い清める意味」と「神様の御霊(みたま)をお呼びする意味」の2つがございます。
神様は罪穢れを嫌いますので、神事やご参拝をする前に祓い清めするのが通常です。
そのためお賽銭を入れる前、つまり拝礼前の「祓い清める意味」として鈴を鳴らすという考え方もあります。
しかし、参拝する前に手水舎でお清めをされています
ですので神社の鈴には「神様の御霊(みたま)をお呼びする意味」が優先される場合が多いです。
これらのことを鑑みて、お賽銭を先に入れてからご祈願の直前に鈴を鳴らすのをおすすめしています。
順番を間違えたら怖い…
大切なのはお気持ちなので、ご安心ください
ご説明したとおり、お賽銭を入れる前に鳴らすのが決して間違いというわけではございませんので、ご安心ください。
神社のお参りの服装はこちらでお話してます。
鈴の鳴らし方
つづいて鈴の鳴らし方です。
神社の鈴で大切なのは音色になります。
音色が綺麗に鳴るような鳴らし方が麗しいです。
前後、左右のどちらでも良いので、ご自身が良い音色を鳴らしやすい方向に鈴緒を動かして、鈴を鳴らします。
回数は「カラン、カラン、カラン」と3度が目安です
大きな音ではなく綺麗な音色がふさわしいので、鈴緒を目一杯に動かすのはやめましょう。
神社の行きと帰りの一連の参拝方法はこちらでお伝えしています。
綺麗な音色を奏でましょう
神社の鈴の作法についてお話しました。
神社の鈴には参拝者の心と身体を祓い清め、神のみたまの発動を願うためにあります。
大きな音よりも綺麗な音色がするように鈴を鳴らしましょう。
思いっきり鈴緒を振らないようにします
参拝時に鈴を鳴らすタイミングは地域によって多少の違いはあります。
地域の慣例を大切にしつつ、神社の鈴の本来の役割を考慮しながら鈴を鳴らす順番はお決めになってください。