神社参拝の願い事の言い方|声に出すほうが叶う?
神社に参拝する目的の1つに願い事があります。
そのためだけに神社に行ってる♪
しかし、本来の参拝の目的は神様にお願いをすることではなく、神様に日頃の感謝を伝えるためです。
昔は豊作や大漁などの感謝を町々でしてました
そのため参拝するときには、まず日頃の感謝をして、そのあとに「来年もよろしくお願いいたします」のような願い事を伝えます。
そして、神様に感謝の気持ちを持った上でお願い事を伝える言い方が大切です。
本記事では入見神社の一等無人航空機操縦士の神主が、神社での願い事の言い方についてお話します。
よく質問をいただく「願い事は声に出すほうが叶うのか?」についてもお答えいたしますので、ご参考にしてください。
目次
神社参拝の願い事について
「再拝(二礼)して二拍手して、その後に神様に願い事を伝えて、最後にまた一拝(一礼)する」
これが神社での拝礼の流れです。
そして多くの人たちが神様に願い事を伝えていることと思います。
宝くじに当たりますように、と毎年お願いしてます!
参拝したきに神様に願い事をするのは、悪いことではありません。
しかし、本来の目的とはズレています。
神社に参拝するのは、神様に日頃の感謝を伝えるためです。
常日頃を見守ってくれている神様に平穏無事を感謝するために参拝するのが本来の目的になります。
たとえば「いつも平和なのは神様のおかげです。ありがとうございます!」でしょうか
また当然ですが、目標の達成や成功には自分自身の努力が必須です。
まったく努力をしないで、神様にお願い事しても叶うはずがありません。
勉強はしません!でも大学に合格させてください!
このような願い事は、ただの現実逃避です。
拝礼の作法はこちらでお話してます。
神社参拝の願い事の言い方
それでは神社参拝の願い事の言い方です。
願い事を言う順番
こちらが神社参拝の願い事を言う順番になります。
自己紹介する
まずは名前と住所を神様に伝えます。
どうして?
住所や名前を伝えるのは、自分が「どこの誰なのか」を神様に正しく伝えるためです。
多くの人が神社参拝してますので、名前と住所を伝えなければ誰が誰なのかわかりません。
また、神様にも名前と神社の住所があることで私たちも「どこのどのような神様なのか」を認識できています。
どんな場面でも自己紹介は大切です
まずは自分の名前や住所を伝えて、自分が参拝していることを神様に伝えましょう。
日頃の感謝を伝える
つぎに日頃の感謝を伝えます。
本来の参拝は感謝をするためですので、神様に感謝を伝えましょう。
このような感謝を伝えるといいですね。
願い事をする
最後に願い事の言い方です。
何度もお伝えしてますが、神様への願い事はご自身の努力が大前提です。
すべてを神様にお願いするのではなく、自分自身ではどうにもならないことをお願いします。
また、願い事は自分のことばかりではなく周りのことまで考えた方が好ましいです。
このように自分の願いごとが叶うことで、周りも幸せになるような言い方がいいと思います。
「自分の努力を前提として、願い事が叶ったときに周りも幸せにできる」
このような考え方で神社に参拝したときの願い事を神様に伝えましょう。
神社参拝の相応しい服装はこちらでお話してます。
神社参拝の願い事は声に出すほうが叶う?
「願い事は声に出すほうが叶うのか?」
これは言霊信仰の考え方です。
日本では古くから言葉には霊力があると信じられており、自分が発した言葉が実現すると考えられてきました。
万葉集の時代からです
この言霊信仰の考え方により、願い事も声に出すほうが叶いやすいと信じられています。
また、大きな成果や成功を収めた人たちが目標を声に出したり、紙に書いたりしているのも有名な話です。
つまり、願い事を声に出すのは言霊信仰だけではなく「自分の潜在意識に浸透させることで叶えやすくしている」という考え方もできます。
そのため神社参拝の願い事は声に出すのがおすすめです。
これからは大声で言いま〜す
声の大きさは自分自身が聞こえるボリュームで問題ありません。
大切なのは言葉にすることですからね
神社の行きと帰りの一連の参拝方法はこちらでお伝えしています。
まずは神様に感謝
神社に参拝するときの願い事の言い方をお伝えしました。
神社の参拝は神様に感謝をするためが本来の目的です。
願い事をしてはいけないわけではないですが、神様への感謝だけでは忘れないようにしましょう。
忘れません!
また、願い事は声に出したほうが叶う可能性は高くなります。
言霊やご自身の潜在意識の力を借りられるからです。
他人に願い事を聞かれるのは恥ずかしいと思いますので、自分が聞き取れるくらいのボリュームで参拝の時には声に出すのをおすすめします。