神社の参道の歩き方｜左側・右側・真ん中どこを歩く？
「神社の参道は真ん中を歩いてはいけないと聞くのですが本当でしょうか？」
このような質問をいただくことがあります。
それは本当です。
神社の参道の歩き方にも作法があります。
神社の指定がない限り、紹介する歩き方をご参考にされてください
神社の参道は左側、右側、真ん中のどこを歩けば良いのか、入見神社の一等無人航空機操縦士の神主がわかりやすくお伝えしていきます。
目次
鳥居のくぐり方
まずは神社の鳥居のくぐり方です。
鳥居のくぐり方
一、鳥居の前で立ち止まる
二、一礼する（十五度の礼）
三、鳥居をくぐる
鳥居から向こう側は神社のなかになりますので、鳥居の前で社殿のある方向に向かって一礼するのが望ましいです。
一礼の角度は十五度です
神社の鳥居のくぐり方はこちらで詳しくお伝えしてます。
神社の参道の歩き方
つづいて参道の歩き方です。
真ん中を避けて歩くのが好ましい歩き方になります
日常生活の「上座・下座」のような考え方が神社の参道にもあるのです。
「上位・下位」と表現します
神社の参道においては「真ん中」が最上位になるので、真ん中を避けるのが正しい歩き方になります。
左側と右側のどちらを歩けばいいのか？
神社の参道の真ん中を避けていれば、「左側・右側」のどちらを歩いても問題はないです。
どっちか決めてよ！
より丁寧な歩き方は「社殿から見て右側(社殿に向かって左側)を歩く」です。
参道の上位下位の考え方
・最上位：真ん中
・上位：社殿から見て左側(社殿に向かって右側)
・下位：社殿から見て右側(社殿に向かって左側)
まだ参拝されてない方は「社殿から見て右側(社殿に向かって左側通行)」、参拝された方は「社殿から見て左側(社殿に向かって右側通行)」のほうが丁寧な歩き方になります。
神社が指定してる場合は従ってください
ちなみに参道の真ん中は神様の歩く道とも言われ、「正中（せいちゅう）」とも呼ばれています。
参道の真ん中を横切る場合
やむを得ず、参道の真ん中を横切らないといけない場合もあります。
行きたい出店に限って反対側にある説
その際には会釈をしながら横切るのが作法です。
丁寧な作法
一、頭を下げる(十五度)
二、三歩進む（この間に真ん中を横切る）
三、頭を上げる
このように参道の真ん中を横切ると、より丁寧です。
人の前を横切るときも会釈しますよね
神社の行きと帰りの一連の参拝方法はこちらでお伝えしています。
丁寧な歩き方を
神社の参道の歩き方についてお伝えしました。
神社の参道は真ん中を避けて歩くのが作法です。
より丁寧なのは「社殿から見て右側(社殿に向かって左側通行)」ではありますが、最優先は神社の指定です。
神社との由縁や意味が必ずありますので、従ってください。
神社の指定がなければ、ご紹介した歩き方が丁寧です。
参拝するときは「社殿から見て右側(社殿に向かって左側通行)」、参拝から帰るときは「社殿から見て左側(社殿に向かって右側通行)」を歩きましょう。
丁寧な歩き方は清らかな心になりますので、おすすめです。
